一言で言うと・・コンパクトスピーカーでの最高峰まで到達しているスピーカーです。
音質の好みは当然有りますので押し付けはしませんが、JBLやB&Wなどモニター系では出せない質感や艶やかさをTANNOYは持っています。
オールドタンノイは枯淡と言うイメージが強くⅢLZなどはその極地です。
一方、現代タンノイは渋皮が一枚剥がれたかのようにフレッシュな表現も身につけて持ち前の中音域(ボーカル)の潤い感や高音部はホーンなのにキツさも無くすごく伸びやかである事、低音域もエンクロージャーサイズによって違いは有るけれど淀みなくこれでもかと迫ってくるようです。
AUTOGRAPH MINIはその名にAUTOGRAPHと言うタンノイ最強の名を冠したモデルで外観を模しただけでなく製品としてタンノイの自信も感じられるスピーカーだと思います。
サイズは写真で見るより小さく感じます。
可愛いですね。
このサイズからイメージする音とは鳴りっぷりが違いました。
このサイズで定価262,500円はちょっと高いんじゃないのと思ってしまいますが、部屋のスペースを考えるとコンパクトなブックシェルフしか置けないとかコンパクトならではの音場を再生させたいとか弦楽器まやは女性ボーカルを艶っぽく聞きたいんだなんて向きにはしあわせを運んで来てくれるんじゃないかと思います。
同じ英国ラッパのハーベスとかかなり違ってきますがイタリアのSonusFaberでもっとコンパクトなMinima Vintage
とかコンパクトスピーカーで最高峰の製品が有りますがAUTOGRAPH MINIもこのレベルに有ることは間違いないようです。
(Minima Vintageにリンクしておきましたがかなり安いです。Sonusに逸品館が発注したもの)
AUTOGRAPH MINIは大手中古店では入荷するとすぐ買い手が付く状況で(固定客が居る)大変人気だそうです。
中古相場は168,000円(2010年秋)
ユニットは伝統の同軸2wayでプレステージシリーズの開発から得られた技術からワイドレンジ化、反応がより早くなっていますが、そこはタンノイで伝統はしっかり受け継がれ旧機種からのオーナーの期待に答えています。
AUTOGRAPH MINIの美点はユニットの優秀さはもちろん伝統のエンクロージャ設計技術からくる見た目だけではないサイズを超えた再現力に有ります。
低域はサイズから想像するより遥かに良く出ているようです。
クラシック派も満足出来るはずですよ。
バロックなんかとても良い気分になりました。
もちろんセッティングをきっちりやらなければならないですが、ほんと良く出来ていると思います。
ボーカルはエンクロージャがやっぱり良いんだなあと思わせてくれる潤いが有りますね。
210(W)×345(H)×130(D)mm 10cm同軸2ウェイ
バックロードではなくバスレフです。
現行製品で2010年9月にマホガニー仕上げが限定で出たようです。
新品価格は以下でチェックして下さい。
TANNOY AUTOGRAPH MINI(ペア)253,000円
更新しました。惚れましたょTANNOYタンノイ AUTOGRAPH MINI | ヤフオクAudioの価格と口コミ http://t.co/dLUdqe5 via @truthta