いかにも毒?の有りそうなシースのギターケーブルです。
オーディオ使用でも何やらやらかしてくれそうな予感でちょっとワクワクしてしまいそうですね。
さてこのケーブルなんですがギターケーブルはオーディオ使用の場合、大抵低音が良く出ます。
BELDEN 8412なんかその代表格です。
でもあまり締まりが良くないケースも有るのでアンプ側で締まりのない低音を出す組み合わせをすると落胆してしまうので注意が必要です。
逆に低音不足ぎみのアンプに使うと補ってくれるので重宝する場面も多いです。
で、SOMMER CABLE(独)GRIDYCOP BEASTがGarrettaudioさんで取り扱いが始まったので気になって気になって仕方がない!
これはもう買うしか無いと2㍍注文して自作して見ました。
GRINDYCOP BEAST ・ジャケット PVC φ6.5mm ・導体 0.35平方mm (銅線-導電性ラッカー 0.1mm x40本) ・シールド 網シールド(100%) + 半導体カーボン 導体抵抗(信号線) 55ohm/km 静電容量(信号線/シールド) 88pF/m GRIDYCOP BEAST
ギターケーブルまさにセンセーショナルなギターケーブルです。
芯線には、6N(99.9999%)というほぼ極限に近い純度のOFC銅線が
使用されており、赤の導電性ラッカーでコーティングされております。
これはPUの延長という考え方と言えるでしょうか。
また、赤/緑色の外観は、単なるデザインかと思いきや、
これはシールド網線になります。外被覆は、透明のPVCジャケット
で、強靭で、耐候性がありながら、柔軟にとりまわしができます。
まず、とにかく抜けが良く、アタック感が半端ではありません。
エンハンサーをかましているような印象で、コード感、オケなじみが◎
画像及び上記はGarrettaudioさんからの引用です。
これが何とも気になるんですよ。
届いたのを見て、まずドイツブランドとは到底思えない毒々しい風貌!
線径は6.5ミリと扱いやすいサイズで柔らかさも有って感触は良いですが、透明シースは経年変化がどうなんだろうと心配では有ります。
手触りがサラっとしてないので汚れそう(拭けば良いんですけど)・・なので黒の網組ジャケットを被せておいたほうが安心かも知れません。
この辺は海外オーディオ掲示板でも書き込みが有りました。
管理人は面倒なのでそのままなんですけど。
それから導体に導電塗料をコーティングと特異なケーブルなのでハンダはどうすんのよ??って思ってたのですが・・・
やはりハンダでの固定は難しいです。
イモはんだになってはんだが乗らないんですが、芯線がバラけない程度には付けることが出来ました。
RCAケーブルとするならハンダ固定よりハンダレスのネジ止めタイプを使うのがベストです。
エナメル線のように被覆を剥離剤で溶かせて・・・も一応考えたのですが、撚り線ですから剥離剤がケーブル内部まで入り込んでしまうのが確実なので却下しました。
丁度手元に共立で買ったRCAコネクタの買い置きが有ったので使ったのですけどこれ・・ネジ止めしてたらネジ山がポロッと欠けて飛んでった、、唖然(*_*)
笑うしか無い。。
訳の分からん商品置くなよ!共立(~_~メ)
訳の分からんケーブルと分けの分からんRCAプラグの組み合わせは、さて・・・・・・
繋ぎ始め・・・・失敗感が漂ってるぞ。。。。。
時間が経過するにしたがってエッジが立ってきて音の抑揚がハッキリとしてきた感じを受けます。
締まりのない低音も良い感じになってきました。
量感たっぷりで芳醇です。
中高音に行くに従ってGRINDYCOP BEASTは個性をより発揮してメリハリたっぷりの音を聞かせてくれるようになりました。
ノリノリな音楽ソースやジャズのメリハリ感が欲しいジャンルなどで使い分ければかなり楽しめるケーブルですね。
基本的に芳醇な響きを持ってます。
その辺は心地良い。
でもアタックはハイエンド機並か??????
基本的に芳醇路線(付帯音?)なので鮮烈なとか、エッジ感を期待するべきでは有りません。
ギターケーブルは基本的に弦楽器が得意(と思う)なのでギターは抜群です。
そんな感じだから眠たいアンプをなんとか起こしてやりたいなんて望みにはピッタリのケーブルでは有ります。
¥1,455/mとギターケーブルとしては良い値段ですけどオーディオ用途なら手軽な値段なので一本持っておくと面白いです。
けっこう遊べます。
ハンダ、工作が苦手でもネジ止めタイプのRCAコネクタ用みたいな物ですから大丈夫と思います。
但しっ!
RCAケーブルに加工する際にはTOP画像にあるように白いPEが露出するように黒い被覆を少し剥かなくてはなりません。
黒い被覆は半導体で電気が通りますので万一ショートしてしまう危険が有りますから安全の為に必須です。
めんどくせ~って人は綺麗に被覆を剥き、ホットボンドなどで固めちゃうのも良いとは思いますが自己責任で。
GRIDYCOP BEASTが気になる方は是非お試しくださいな。
(追記)
何かが足りない・・・・
何かが付帯してる・・・・・
エージングがまだ完了してないと思うんですが、やはり導電塗料という余分?なものが付いてるって感じが常に有ります。
オーディオ使用での場合で本来のギターではどうだか管理人には分かりません。
たぶん熟成期間は長期戦になるとは思いますが、やはりオーディオ用途には向かないかも・・と思います。
超個性的なのでハマる人にはバッチリハマってしまうかも知れませんが。
解像度はほどほどで、高くは有りません。
温度感は付帯音のせいも有って高い(熱い)です。
ですからアナログとかビンテージには合いそうな雰囲気の音質です。
アタック音は強調されますが、仰け反る程のものでは有りません。
抑揚の欠けるシステムならカンフル剤にはなりますが、切れ味は鋭くないので頭痛の種に成ることは無いはずです。
現時点でのレビューでした。
さらに追記は・・・余り期待しないで下さい。