Celloのイメージはクリーン、精緻、繊細、美音・・・第一印象はこんな感じです。
とにかく支配力が強く、どんなシステムでもCelloの色に染めてしまう魔力を持ったプリアンプ。
無駄な装飾をせず、その音色イメージ通りのデザインも素晴らしくて操作性は天下一品!
あのコリコリっていうアッテネーターは「堪らん~この感触」ってなってしまう人が多いんじゃないでしょうか。
Mark Levinsonが1986年に起こしたメーカーですが音色はMark Levinsonを肉食系とするならCelloは草食系と言えると思います。
初期のモノのほうが柔らか味が有りましたが後期ものは「精緻」って言う言い方がピッタリじゃないかな。
枯淡の極みと言われる3LZを筆頭にビンテージ英国ラッパを女子学生に変えてしまう威力があるのにはホント驚きました。
でもただ線が細いって訳じゃなくて表現力は名機の名に恥じないし、低音もビシッと引き締まって十分な量感が有り驚きます。
まあ、その時の視聴はマランツ#9を使ってたのでパワーアンプの力量も有ったと思いますけどシステムに良いものを持ってくるほど良くなる使いやすさというか素直さも持っているんだなあと思いました。
線の細さはおそらく現代機の方が細くってむしろ色気のあるフンワリ感が際立つはずです。
高域は「どこまで伸びるの」って感じでその透明感はまさに美音だし、ドラムやティンパニーは引き締まって小気味良く鳴ってくれます。
低音は小口径のウーハーはちょっとつらいかなと思うけどそれを補う雰囲気が有るので10インチくらいでも管理人は満足出来ました。
#9の視聴でもおもったのですけど管球パワーアンプとの組み合わせはオススメです。
温度感ややわらかさ、押し出し感+Celloの美的センス(あえて美音とは言わない)は管理人の好みに合いました。
中古相場もかなり下がってきましたが、高額では有ります。
程度の違い、フォノ有り無しの違いも有りますが、60万円を切るようになってきています。
一度は所有したい・・そんなプリアンプですね。
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