1993年にNo38Lが登場して翌年の1994年にNo38SLが発売され大ヒットした名プリアンプです。
このNo38SLが登場してmadrigal Levinsonも初期のLevinsonファンにも認められたのかなと思います。
音は色付けが無く爽やか、ストレート、ハイスピード・・・けれど痩せておらず芯の太い音を出します。
相場が下がってきた今の値段ではもったいないくらいの音がしますよ(笑
このNo38SLからプリアンプというよりコントロールアンプと言った多機能となり、入力も6有りAV用途の接続にも対応をしてくれました。
アナログからCDへと完全に移行していた時期の製品でアナログをスパッと切った潔さも独自の高音質化に繋がっていくのだと思います。
特徴の一つがボリュームで、以前のハイエンドプリにはコリコリッという何とも言えない心地良い操作感のアッテネーターが付いているのが当たり前でしたが、このNo38SLにはデジタルボリュームが付き、いかにも高級な?操作感は犠牲になりましたが抵抗器による音質変化や劣化を無くす技術がNo38SLで初めて開発採用されました。
消費電力 40w
電源電圧 100V(50/60Hz)
外形寸法(幅×高さ×奥ゆき) 400mmX95mmX36.3mm
重量 :10Kg
入力 :バランス(XLR端子)2系統
入力 :アンバランス(RCA端子)4系統
入力 :リンク・コミュニケーション1系統
入力 :外部赤外線リピーター(1/8インチミニジャック)1系統
出力 :メインバランス出力(XLR端子)1系統
出力 :メインアンバランス出力(RCA端子)1系統
出力 :録音出力(RCA端子)2系統
出力 :リンク・コミュニケーション1系統
利得 :範囲 -72.1dB~+18.9dB
利得 :解像度 0.1dB(利得が-34.3dB以上・ディスプレーは38.8以上)
入力オーバーロード 16V以上(0dB出力時)
入力インピーダンス 100kΩ/680pF
出力 6Ω
最大出力(メインアウト) 16V(バランス出力)
目を閉じて聞いていると「いかにも高級なんだぞ」といういやらしさが無く、ただハイスピードなだけの音の有りがちな薄っぺらさや線の細さは当然と言うべきか有りません。
低音はズシッと腰を据えたような・・大地をしっかり踏みしめているような低重心の迫力が感じられました。
高音はキンキンしたキツイ音はさらりと和らげつつもこれがハイエンドと言ったように伸びていきます。
小編成の室内楽は響き良くほんとに幸せを感じさせてくれますし、クラシックではステージが眼前に広がり威厳と言うのとはまた違いますけど深みがあるんですねえ。
ハーマンでメンテ済みが30万円を切って手に入れられる相場になってきましたからNo38SLは良い選択肢だと思います。
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他のレビンソンモデルと比べて値ごろ感が有りますねえ。