サンスイのプリメインアンプのフラッグシップモデル。オーディオ全盛の団塊世代には泣く子も黙るSANSUIから初のMOS FET採用プリメインとして登場しました。
発売当時セパレートアンプを凌ぐと言われた実力機で、音の厚み、押し出し感は上級機の貫禄かと思えるレベルです。
でもパワフルさで押すタイプでは決してなくて、響きの良さは品が良く、ふんわりとした穏やかさややわらかさ・繊細な感触を表現出来るのはMOS FET搭載機の実力なんでしょうね。
SANSUI AU-X111 MOS VINTAGE
実効出力:110Wx110W(8Ω)
SN比:115dB
フォノ入力:MMのみ
外径寸法:W450xH176xD486mm
重量:32.1kg
1986年発売
定価:330,000円
大手中古店良品メンテ済み相場120,000円程度
良くご存知かと思いますが、サンスイ製品なら何でも良いと言う訳では有りません。
量産に走った時期の製品はサンスイの名が泣くような機器も多く有るんです。
ヤフオクには沢山出ていますが、いざ買うとなった際にはSANSUIが力を入れて作ったアンプを選ぶべきです。
低価格製品はやめておけって事で間違いないと思います。
管理人の知人に凄く感覚に鋭敏で聴力や臭覚が優れた人が居るんですがその人が唯一手放さないアンプがサンスイなんです。
(管理人はサンスイのチュナーを愛用しています)
「これ以下じゃ駄目だし、コレ以上も望まない」って言ってました。
現代ハイエンドだと耳に突き刺さるんだそうです。
耳が聞こえすぎるのも辛いのだとか。
デザイン的には今のセンスとはかけ離れた物量ぶっこみタイプなんですが・・・
まあ、アンプらしいとも言える訳ですよね。
その物量ぶっこみアンプの代表格がこのAU-X111 MOS VINTAGE。
プリメインですからやはり限界って有ります。
空気感だとか、音場表現だとかは現代ハイエンド製品に軍配が上がるんですが、パワフルさとか音の線の太さとかを引っ括めた底力からくる安定感と響きと厚み・・・言ってみれば優雅さは負けるものでは有りません。
ちょっと誉めすぎかも。。
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