
いつもコメントを頂いているLE8TさんがGradoで良い音を出しているとの事。
拙宅では今一歩詰めが甘いのかなあ。。
と云う事で動画を撮って見ました。
プアオーディオを自認している割にはアナログ環境は贅沢かもです。
でも実はヤフオクでジャンク品ばかり落札してボロボロな機材なのです。
ステンレスの台座などは端材を安く手に入れて、加工してもらったり..
加工賃は安くは無いのですけれどもフルオーダーと思えば格安だと思います。
その内、アームの記事も書こうかと思っていますが、動画やら画像を撮るのは結構手間がかかるので、なかなか「ヨシッ」とならないのですよ。
まあ、その内ということでご容赦を。
で、Gradoカートリッジですが中々上手く鳴ってくれない。
独特の機構を持ったカートリッジですから、音もやはりGradoなりの世界観を持っているのです。
360度の正確な動きができれば、レコードに刻まれた生の音楽のニュアンスが楽しめる
ホールの奥行きや左右の広がり、楽器や声の位置があいまいになってしまう原因のひとつは、カンチレバーの動きが正確でないため、FBカートリッジは、カンチレバーにコイルもマグネットもついていない構造、さらに針先が360度、どの方向に対しても、動きやすさが均一のため針が感じた動きを歪ませることなく反応可能
カンチレバーの支点が、ずれない所でささえてあり、フラックスブリッジが円盤であるため、どの方向に対してもまったく同じ動き易さ(コンプライアンス)
針先のねじれをなくすために針先と重心と支点が直線上にあり、MCカートリッジの動きの問題点を以上のことで解決
FB方式は、カンチレバーの360度の動きを均一な円盤で電気信号に変換。この円盤はコイルとちがい磁束を乱さず、カンチレバーの歪みない動きに合わせて動くと磁束が増減し、電気信号に変換
アンプで云えばA級プッシュプル。実効質量が大きい理由でのMC型の動きの鈍さ、そして磁束の乱れを解消したカートリッジがグラドのFB型!!出力:5mV
適合負荷:47kΩ
出力抵抗:475Ω
周波数特性:10~60,000Hz
重さ:5.5g
適合針圧:1.5g
ジョーシンさんの販売ページから抜粋させて頂きました
濃厚・濃密といった表現は苦手分野ですが、たとえばビル・エヴァンスのWaltz for Debbyなどはそれは美しくとても上品に奏でてくれます。
箱庭的美しさと言ったら良いのかな。
箱庭的と言っても音場が狭い・小さいと言う意味では無くて、それこそ独特の世界観と言う事なんですよ。
Gradoのカートリッジはモノラルで評価が高い分、目立たない存在ですが、なかなかどうして個性的なカートリッジなのです。
拙宅ではカートリッジにスペーサーを入れて使用しています。
高級機などはウッドのケースが使われているのを良く見ますからそれの真似事。
まあブラシーボといいますか・・・
現在は桜材です。
ウォールナットは音が悪かったですね。
以下の環境で動画を取りました。
機器はSME 3009 Series2 Improvet
カートリッジ Grado Prestige Silver 1
ターンテーブルはSONY TTS-2500
プリアンプは中華アンプ 220V仕樣で:Mark Levinson JC-2 の回路のコピー品
フォノイコは合研LAB スチコン仕樣
アンプは中華LM3886機
こんな感じです。
画面が小さいので全画面にして御覧ください。
下に行くほどダメダメ。
スペーサーを外すか金属製に変えるとしよう。
丁度ステンと真鍮が有るし、ウエイトも買ってあるし。
Rosemary Clooney I’ve Got A Crush On You
Nancy Wilson Now I’m Woman
グラシェラ・スサーナ 粋な別れ
良い感じで撮れてますね。「粋な別れ」も粋でしたよ(^_-)。SPはJBLですか? トリプルアームも凄いです。うちはトーレンスの古いターンテーブルですが、トライゴンのフォノイコからMarantz7Tに替えてからというもの、大袈裟に言えば聴くものが皆新鮮な感覚で、暫くはアナログ三昧でした。当然、カートリッジはグラドです。
はい、スピーカーはJBL JRX125です。Jack of Jackは別システム用に隣の部屋に移動させています。
PA/SRスピーカーが好きと云う訳でも無いのですが、ライブ盤を聞くときなどの臨場感は中々のものです。
PCオーディオが如何に充実してきてもやはりアナログの魅力には勝てないですよね。
Gradoももっと使い込んでやらねばと思っています。今度実験でモノラル結線してみたらどうなるのだろうなんて事を考えています。