寺垣波動【物質波】スピーカーの真実”レビュー編”
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ABSネットワーク、林さんから発送したとのメール。
私としては・・と言うよりこれを見てくれている読者の皆さんもきっとそうであろう、???の多いスピーカーが、さてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか!
寺垣スピーカーが我が家に到着!
(この記事にある全ての画像はクリックで大きくなります)
梱包を解いてスピーカーを出す時にはスピーカーのサイド部を持って出すように。
正面駆動パネルを誤って持ち上げて壊してしまった御仁がおられるそうで林さんから注意書きが添えられていました。
と、こんな感じでね。
我が家に到着したTERRA-SP300はオーディオ評論家の林 正儀氏が特選街2011/10月号、ゼロからわかるオーディオ塾で論評を書かれた視聴機そのものを林さんが(同じ林さんですが姻戚関係は無いそうです)返却された
TERRA-SP300を梱包を解かぬまま送ってくれたスピーカーです。
林氏邸のにおいがするカモ(^^ゞ
ここで我が家のオーディオ環境を紹介しておきますね。
当サイトを見て下さってる読者の方にはお馴染みのLM3886自作3パラパワーアンプと、上段左手のプリ(マークレビンソンJC1ラインステージのパクリ)、音源は画像に有る安物パナソニックのDVDプレーヤ&PC(foobar2000→DELTA44)を使います。
はてさて・・・・・TERRA-SP300はどんな音を奏でるのか!
いやあ~~~お恥ずかしい。。
これが我が家です。
私はこの記事を書くためにデジカメを新しく買いました。
それに音質は文字ではとても表せないし、真愚性も無いので録音機材(コンデンサマイク・マイクプリ・マイクスタンド・ケーブル)を注文済み。
レビュー記事だけでは伝わらないでしょ、肝心の音が。
初めての本格的?録音なので手間取って時間が掛かると思いますけど、YoutubeにUP出来るまで待ってて下さいマセ。
あ!サイドプレスが写ってると後で気づくおバカを・・やってしまった。。
傘立てスタンド利用のスピーカースタンド悪く無いでしょ!
で、まあ視聴環境はこんな感じです。
寺垣スピーカー用のスタンドを今すぐ用意するのはいくら何でも無理なので仮セッテングで勘弁して下さい。
ラム酒が写ってますけど、サイズを分かって貰う為で別に大酒飲みじゃ有りませんからっ。
あっジンにウイスキーあまけにオリーブまで・・・あははっ
さてさて、早速TERRA-SP300
を見てみます。
正面振動パネルは紛れも無いバルサです。
ネット上にはバルサと何かを挟んだハイブリッドとの情報が出ていたように思いますが、TERRAシリーズはバルサのみです。
画像だけではわかりづらいですが、エッジは無く、いわゆるエッジレスの構造を取っています。
約5ミリくらいの隙間で浮揚しているイメージです。
この辺はエッジを悪とするならその影響を受けないと言えます。
振動板のビビリ軽減策と思われる枠が付いているのが分かるでしょうか。
敢えて苦言をいうならばバルサゆえ壊れる危険が有るのに保護するネットが付いていない事です。
Sonus faberのスピーカーに付いているゴムのすだれみたいな保護ネットならスタイリッシュですし、音質への影響も心配無いと思うんですけどいかがでしょうか?寺垣さん。
ちなみにSonus faberも楽器を意識して作られているスピーカーですよね。
スピーカー上面、側面、背面とご覧のようにネットが貼られ各面から音が放たれるようになっています。
ネットは柔らかい素材ですが厚みが有り、中は見えません。
強い光を当てたら中が見れるかと思ったのですが見れませんでした。
スピーカー背面です。
やはりネットが貼られ開放されています。
スピーカー端子はご覧のとおりで、バナナプラグが使えます。
さて、お待ちかねの音出しと行きますね。
セッティングが画像のとおり、パイン系集成材18ミリ厚の一枚板なのでもうちょっとキチンとしてやりたい気持ちは有るのですけど、諸事情を考慮頂きたいと(^^ゞ
この状態での音出し、まず第一声は・・・良くない。
篭もりまくってる。
宜しく無い。
オーディオマニアじゃ無い方だと設置の仕方ってこんなものですよね。
(続きがあるから心配しないでね)
ABSネットワーク、林さんによるとオーディオ評論家の林氏が鳴らし込んでいるはずだからと仰っていたので意地でも良い声で鳴らしてやる!と意気込んでみる。
画像を見てください。
スパイクがこれほど効くスピーカーが有るのかというくらい変化どころか豹変しました。
余計な響き、篭もりが拭い取られて綺麗に鳴り出した。
楽器的鳴りが売り物の寺垣スピーカーですからここでもう一つ提案させて頂きますね。
据え置きの楽器にはどの楽器にも脚が付いとる。
ピアノなど打楽器(ピアノって打楽器だよね)は当たり前だけど、ベースにしろハープにしろ響きが命の楽器には脚が付いてるんです。
寺垣スピーカーにも脚が有れば鳴り出すまでの辛抱が相当短縮される筈と思います。
純正のスパイクなりスピーカーベースが有ったなら・・と私は思いました。
・・・寺垣邸のTERRAシリーズ以前のゴツイ寺垣スピーカーには理論屋らしくスパイクがセットされてるのにな。
あくまで参考ですけど、私の自作品です。
右手のものは一円玉にステンレスねじをボンドで貼り付けたものです。
笑っちゃう出来ですけどこれ、効くんですよ。
(ボンドは外そうと思ったら外せるものを使用して下さい。でないとお仕置きされます)
と、まあ相変わらずの自作品なんですがTERRA-SP300は本来の実力と思える美しい響きの美音を聞かせてくれるように鳴出しました。
林氏がどれほど鳴らしたかは分からないですが、鳴らしこみ2日目の今日は相当なレベルまで来ているとます。
開放エンクロージャー(そう呼ばせて頂く)の寺垣スピーカーはまさに響きが命でビンテージタンノイのような豊かなホールトーンのくせにバルサ振動板ゆえの素軽さ、明るさをもって朗々と歌います。
音量を上げると音圧も十分有ります。
というか、部屋全体の空気を震わせるので小音量で満足出来る、振動という刺激が有るので酒が上手く飲める・・カモ。
人間は連続した振動を心地良く感じます。
電車で眠くなりついzzzz睡こんじゃうアレです。
電気マッサージャーもそうですよね。
おっと、こう書きだすと不思議系になっちゃうので私としては使いたくないんだけども、例えばマンション4LDKの一室で寺垣スピーカーを鳴らしたとすると全ての部屋で満足な音量で聞こえちゃう。
私などは2DKのアパートだけど小音量で鳴らしている時、台所でもトイレに入っても十分な音量で聞こえてきます。
こんな感じだからオーディオ的には要所々々に吸音材を配した方が良い結果が生まれるはず・・・と言うか寺垣スピーカーの基本は無指向性なので聞くジャンルは自ずとアコースティックが中心になると思われます。
でも無指向性って深夜に一人で聞く女性ボーカルも捨てたもんじゃないんだよ。
まあ、コンパクトなスピーカーなので鈍重な凄みの表現などは酷な話。
ベースのボンッボンは乾いた響きです。
低音は出ないだろうと正直思ってたので、視聴2日目でこれだけ出れば良いかなって感じです。
我が家のLM3886アンプは低音軽めだしね。
でないとアパートだと隣室に迷惑だから。
それからボリューム全開は出来ません。
振動板がバルサ材である事+エッジレスでダンプするべきものが無いので実用範囲内で収めておくスピーカーです。
響きの良さが命のスピーカーですから音量を上げていくと窓のビビリの方が気に掛かるかも知れません・・と言うより生演奏の音量と思って良いのかな。
でも生演奏って間近で聞くと結構凄い音量だよね。
あと、高域の方ですが明るさも有り煌きは美しくかつ柔らか味も有ってこの辺は私好みです。
バルサの音とは思えんのです。
ああ、あんまり言うとセールスみたいになっちゃうと嫌なのでこんくらいで許したるっ。
後は後日UPする動画で音を確かめてもらえば良い。
今日はここまで。。
次は動画編です。
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