
“動画は追記部分に有ります”
タオバオで見つけたLM3886の3パラDC動作完成基板を購入してリッパ過ぎるフルサイズケースで仕上げました。
知識、技術ともに無知な私でも知識のある人に伺ったりググッて調べたりしてなんとかなるもんですね。
※その後、大幅大胆改造で物量をぶち込みました。記事をスクロールして追記部分を御覧ください。
【ここから下の画像はクリックで大きくなります】
ケース右上にキズのように見える所が有りますけど、シリコングリスの汚れで拭けば取れます。(不精なので)
このケースにはボリュームを付ける穴が無くて本来なら電源スイッチを付ける穴にボリュームを取り付けて有ります。
LED点灯には半日掛かった(^_^;)
ググッて調べながら・・・3個壊しながらも何とか点灯!
AC9V~12Vの電源で抵抗が64Ωで済んでるのはおかしいですよね・・いずれは壊れるのかもとヒヤヒヤです。
ちなみにアンプ下に写っているのはYS-1 とプリアンプ(新調しました。JC-2のラインステージコピー品、これについては日を改めて記述します。音は・・熱い!)
その下にあるのはマッキンC-11です。
サイドにヒートシンクを備えているので手間が掛からず穴あけ等の工作が割りと楽に出来ました。
サイズは幅430㍉、奥行き380㍉、高さ100㍉の堂々としたケースです。
前面のボリュームを付けてある本来なら電源スイッチの穴、背面のRCA端子・スピーカー端子の穴も加工済みでしたが、ケース内部にもトランス用の穴とか基板取付用の穴が数個開いており、どこかメーカーが発注した注文ケースの余りだと思います。
(参考リンク)
胆机箱 晶体管功放机箱 纯后级机箱 A-200带散热片机箱 220元です。でも送料が・・・
RCA端子はデジットで200円。
品質、音質ともに良好です。
ただ、本来は基板実装型なのでグランドのハンダ付けはやりづらいです。
それと立派なスピーカー端子が付いてますけど手持ち品で8年ほど前にオクで購入したものです。
WBTと刻印は有りますが出品者も本物かどうか分からないとの事でした。
これって穴が開いてますけどバナナ端子が使えないんですよ・・・って思ってたら手前にクルクルと引き出すと使えました。
「分かりやすくしてくれ~」
このアンプは電源トランスを別筐体としてYS-1とつなぎ変えて使えるようにしてあります。
ちょっと穴あけがずれて下に寄ってます、、、お恥ずかしい。
でもこの端子はナットでしっかり固定出来るし使いやすいですよ。
この方式はオーディオ・音楽・映画大好きオヤジの独り言を運営していらっしゃる兵庫の耳悪オヤジさんに教えて頂きました。
感謝感謝です。
トランスを別筐体にしてケーブルでつなぎ替えと言う方法無かったらこのアンプはたぶん無かったですから。
さて3パラDC駆動アンプ内部です。
ケースは後で使い回しが出来れば良いかな~とデカイのを用意したのでスカスカですが、ここにトランスとコンデンサを充実させれば埋まってしまう大きさでは有ります。
で、ヒートシンクが付いているせいでトランスが入ってなくても重量は結構有ります。
配線ですが電源関係に(ベルデン型番忘れた。共立エレショップにはUPされてない)
信号線、スピーカー端子への配線は共に共通で手持ちの有ったAETで最安の逸品館特注品Premium Micro Truthです。
画像の通りシールドは無いものの一応は撚りを掛けて有り、ノイズは聴感上有りません。
音質は低音の強調感こそないものの美しく、なめらかで絹の感触そのものです。
男性的でゴリッとした音のアンプとは対極に位置するパワーアンプとなりました。
これは好みが別れる所だろうなあ。
魔性の女的な怪しさはないですけど朝、寝ぼけ眼で見る浮気相手の若い清楚な女性・・・的と申しましょうか・・
でも芯はしっかり通ってる。
こんな言い回しでは余計「分からん」って言われそう(^_^;)
それで、内部配線を綺麗にした方が見栄えがしますけど、今回はケーブルが手持ちで足りなくなったら困るし、見栄えより音だとの考えからご覧のとおり美しい配線では有りません。
一応は空中配線か・・・てな事にして下さい。
Blowtorchなんかそうですよね。
美しい配線はメーカーがアンプを売るための見せかけ的なもの・・だけかも知れません。
メンテナンス性が損なわなければそれで良しと言う考えに変わりました。
電源部はこんな感じです。
コンデンサをこの倍にしようかと・・計画中なんですが、どうしようかまだ思案中で煮え切らない(^_^;)
ドデカイコンデンサを積めば見栄えも音質にも貢献もしてくれるのでしょうけど、今の音質も捨てがたい魅力が有るので・・
要のLM3886×3アンプ基板です。
ハンダ付けが下手くそで端子を壊したりで私的には手間がかかりました。
壊した端子やら小さいパーツを買いに日本橋通いには疲れたぁ。
電車賃が勿体無いので自転車で1時間ちょっとの道のりは・・まあダイエットにはなりましたけどね。
ライン部の撚りが甘いなあ。。でもノイズは大丈夫だから納得しよう。
で、LM3886は現在固定出来ていません。(密着している)
画像を拡大して頂くと分かりますが、横に穴を開けて有り
アルミのL字金具で固定するようにして有ります。
一つずつ3個穴をあければよいのですがヒートシンクの羽部分にどうしてもかぶるのでこの方法を取りました。
が・・・・・・・・・・・・・問題が!
白い抵抗が邪魔で素直に入らない!!
さてどうしたものかと思案中では有ります。
参考リンク
LM3886 X 3组装的并联150W纯直流功放板 20元安くなっとる~~
後、ボリュームはマルツのボリューム。
マルツと言うメーカーでは無くてマルツで取り扱ってるボリュームです。
ネット上でも評判が大変良いボリュームで、157円と値段は安いですが、音質は中途半端な高級品を一蹴します。
音はなめらかでオーディオ的、かつ解像度文句なし、音質は色付けなくアンプ本来の音を出します。
ただ、値段ゆえ作りが如何にも安物的では有ります。
参考リンク
【R1610G-QB1-A103】2連式ボリューム A特性 10kΩ
おまけ画像です。
我が家で生まれた生後約3ヶ月になるシャムの雑種です。(スコティッシュフォールドも入っています)
で、肝心な音質ですが、先にも言いましたように美音系で、なによりプリを使わなくともなめらかで美しい音を奏でます。
ただ、ゲインが低めでそのせいもあっての品の良さなのかも知れないなあ。
パワーアンプ単体でお使いの方が昨今多いようですが、本来なら音を決めるのはプリの仕事と思ってます。
実際、色んなアンプを使い、また視聴してきましたが私的にはプリ無しでは味も深みも有ったものでは無かったです。
・・・と言う持論なんですけどね。。
私はこの基板、ケースをタオバオで、見て購入代行さんに頼みました。
タオバオで見ると驚くほど安いんですよね。
でも、送料とか手数料、それに為替変動のリスクを嫌って多めに代金を支払うなど「え、こんな値段になるの?」と言うのが実情です。
オクで多くの出品者さんがアンプを出品されてますが良心的な値段をつけているのが個人輸入すれば分かります。
皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。
【追記】
電源強化計画ぅ!!
超強力なトロイダルトランス2台をオーダー済み。(たぶんバカしかやらない)
平滑コンデンサはCornell Dubilierで・・・・怒涛の10,000μF×16ヶ!注文済み。
線材は今回の自作でAETに惚れ込んでしまったので物色中です。
11月7日追記
特盛りツユダクアンプ一応完成!!!!!!!!!!!!!!!
では、お披露目デス。
(2012/07/07動画撮影)
ドハデ!!!!!!!
弩デカトロイダルトランス!
特盛りデス。
ボリュームつまみはアクリルねじり棒5㌢径を長さ5㌢にカットでオーダーしました。
で、カットしたままだと正面から光が出てしまいサイドに光が回らないのでアルミホイルを貼付けて有ります。
微妙な出来なのでやり直しか金属質感で仕上がるスプレーでも噴こうかと思ってます。
俺もやりたいって人の為に(居ないだろうけど・・)光源はこうなってます↓↓
正面パネル中央にボリュームシャフトが通り4個のLEDを直列で繋いで有ります。
AC9V電源だと抵抗は不要でした。
その横に並んでいる赤とグリーンのLEDは電源部の動作確認用で本来は基板に実装しておく所を常に眼視出来るように配線を引っ張り、正面パネルで点灯させてます。
デザイン的にも良いのではと・・・自己満足だよね。
LM3886アンプの肝部分に当たるトロイダルトランスです。
「これってもしやPlitron??」なんて思った方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残念でした。
中国製ですよ。
オーディオ仕様でフルオーダー、納期10日。
28-0-28 17A,12-0-12 1A,9V 1Aで220V仕様です。(100V仕様も作成可能で、高さとかのサイズも指定出来ます。)
整流平滑後は約40VDCになります。
重量もPlitronと同じく約5㌔有ります。
中国製のなかではおそらく最上級のトランスと思います。
音質はオーディオ用と謳っているだけあって並みのトランスでは有りません。・・と思います。
平滑コンデンサですが、ブルーが良いでしょ。
CDE(CORNELL DUBILIER)105℃ 高リップル特性、長寿命のケミコン。
381LX103M063A052
片チャン10,000μF×8、総量160,000μF
化け物電源部です。
音質は・・・・昔のCORNELL DUBILIERのイメージは有りません。
高リップル特性、長寿命品は総じてニュートラルかつ滑らかで強烈な個性は出さずひたすら高性能を追求したって感じだと思います。
音のイメージとしてはそんな風に感じました。
ナチュラルでデバイスの個性を潰さないと言う点ではお勧めしても良いコンデンサです。
低音が命の方にはお勧めしません。(必要な低音はしっかり出ます)
なお、このアンプではフィルムコンデンサをパラってません。
フィルムコンをパラると良い点は厚みが出る・芳醇な感じを演出出来る・柔らかくなる(あくまで私経験上で私感です)のですが、より解像度を求める・透明感を求める向きには無いほうが良いと思うのでこのアンプにはフィルムコンをパラっていません。
画像に分かりづらいですが写っているのはLED用のものです。
で、コンデンサをぐるりと5ミリ厚発泡ゴムで囲み振動対策をしています。
と、いうか1ミリ穴両面スルーホール基板ではしっかり固定出来ないのでこうしないといけなかったと言うのがホントの所なんですけどね。。
こんな感じです↓↓
上の画像は整流部分でショットキーバリアダイオードを使いたかったので分かりづらいですがこんな形になってます。
なんか危なっかしいですねえ。
電源部アースはこの部分の0V一点のみです。
失敗談として最初の火入れの時にハンダの切れ端がポロンと落ちていてバチっと火花が飛んでヒューズが飛びました。
あ、ヒューズは2個付けて左右別になってます。
ドデか電源ですので。。
スイッチは押しボタン式で大電流にも耐えられるように、かつ長寿命で信頼性の高いシーソー式のものを使いました。(操作感は硬いし最悪)
ピンボケ携帯画像で済みません。
メイン基板への信号配線はノンシールドの単線です。
ノイズが出たら撚りをかけようと思っていましたが、ボリュームを最後部に持ってきて最短距離にしたお陰で信号線も節約出来たし、何よりこの程度の距離ならノイズの心配も不要でした。
線材はケーブル好きの方なら分かると思います。
銀線特有の音を最初は心配していましたが、金含有ですので音質的にも有利になっているようです。
基板を見て「アレっ」思った方は居ませんか?
そうですカップリングコンデンサを取り外し短絡させ一部抵抗を高音質と評判のPRP(PR9372)に変更しています。
このメイン基板はLM3886でもDC動作ですのでDC漏れも心配も少ないだろうと思い切ってのショートです。(実は良く分かっていない)
その変わりになるかはわかりませんが、入力ジャックグランドに積セラを入れてアースしてあります。
その介が有ってかアンプ動作中にRACプラグを抜き差ししてもノイズを発しません。
それと線径が0.4ミリと細く不安定ですし、空中配線としたかったので結束バンドを7㌢で切りホットボンドで固めて支柱としています。
ボリューム部分です。
最初は10KAを使っていましたが、ゲイン不足を解消出来るかもと100KAとしました。
実用上は問題ないレベルには改善されてますし、感度は数段UPしています。
それとこのアンプではボリュームとメイン基板の信号線結線ですけどハンダレスとしています。
テスト端子と呼ばれるもので小さなネジで線を挟み込め、取り付けまたは線材の交換が簡単に出来ます。
(テスト端子自体はハンダ付けしてますから正確にはハンダレスとは言えないですけど)
肝心の音質ですがかなりのものだと思います。
解像度・表現力とも素晴らしく、今まで多くのアンプを所有してきましたが間違いなくどのアンプよりも優れています。
CDソフトを視聴せず買ってきたり中古ソフトをイメージで購入したりで「失敗した」と思える音楽ソースでもこのアンプで聞き直すとなんとまあ素晴らしい・・・・
今まで悪い音で聞いていたんだなあと思えてきて演奏者・歌手の方、作り手の方々に申し訳なかったっす。
先日、NHK FM放送でブーニンさんの生演奏が聞けました。
小学生の子供からの質問でステージで緊張しませんか?と問われるとブーニンさんは・・・
「緊張しません。それより作曲者の意図した曲目を如何に正確に表現できるかと言う部分に集中し、その点で緊張します」と仰っていました。(言い回しは正確では有りませんが仰ってる意味合いは合っています)
その事を思い出しオーディオにおいてもそれって重要なんだと思い知らされた次第です。。
低音も十分に出て・・かと言って嫌味な増強感など微塵も無くソースに含まれているそのままの音を出します。
ダブつくなどは無く、当然と言った感じで引き締まっていてこの辺は電源部のお陰かも知れません。
DC動作ということも有ってかあくまでナチュラルで雑味が無いのですが、とにかく解像度が高く特に表現力が並では無いです。
ボーカルの定位も曖昧さが無くなりビシッと中央に浮かび上がります。
プレーヤーに1万円もしない安物のDVDプレーヤーを持ってきても「この安ものこんなに音良かったん??」って感じで聞かせてくれるんです。
記事最初の電源部特盛以前は清らかで清流のような音を聞かせてくれましたが、配線材もグレードUPした効果も有って別次元の音になりました。
我が家には38㌢ウーハー1インチドライバーのスピーカが有るのですけど、オンキョーのコンパクトスピーカーの方が低音が良く出ているように感じます。
ただしそれはあくまで増強された感のある低音で自然さが有りません。
LM3886は柔らかさの中にも厚みがあり熱い音をだすのが信条ですが、やはり無い物ねだりをしてみたくてDC動作3パラメイン基板を使って弩級の電源部でアンプを作りました。
アンプ作りってイメージが大事だなと思います。
最初からどんなアンプに仕立て上げるのかイメージが無いとそれなりのアンプになってしまうんじゃないのかなって感じてます。
メーカー品のように部品を取っ替え引っ替えして音作りをしていくなどは自作の場合不可能な事だと思うので、自己満にならないように気をつけながらパーツ、配線材を選んでいかなければいけないな。
回路図を読めない私などは物量で行っちゃえとなった事はちょっと恥ずかしい気もしますが(^_^;)
このアンプは外観こそ派手ですがアンプ本来の仕事・・入力された信号を忠実に増幅するという仕事をさらりと涼しげにやってのけるヤツです。
LM3886アンプの自作記事は結構有って、凄みが有るとかいうのですけどこのアンプは一聴してごく普通の音なんです。
でも解像度は抜群で音楽的な再生能力は秀でているというCoolだけど実は凄いんです的な音で、厚みとか色気などとは逆のくそ真面目って感じという感じかな。。
以外とジャズも良くってサックスの泣きなんかグッとくるものが有り、なかなか底を見せないです。
こうなるとYS-1が可哀想になってしまうのですけどYS-1は熱い音を出してくれるのでこれはこれで楽しんで上げようとは思います。
総じて中華アンプは熱い音を出します。
その一因としてボリュームの締める要素が大きいと分かりました。
解像度は低いですけど、太く厚みのある心地の良い音を楽しませてくれます。
その証拠にたとえば低価格で音の良いマルツのボリュームを持ってくるとかなり音質が変わり、もっともわかりやすいのは解像度が改善されて楽曲を楽しめるはずです。
では、この辺で失礼をば。。
おっと、、最後にアンプケースに自作の場合は穴あけが必須ですがその時にバリ取りもしますよね。
これ皆さんヤスリでコシコシやってると思うんですけどたとえば3ミリの穴を開けたとしたら6ミリのドリルを手で持ってくるりと回して見てください。
アルミケースならヤスリより楽で綺麗になります。
ドリルを持ってる方は大抵セットで持ってますよね。
で、スチールケースの場合だとこちらは硬いので引っかかってしまうのでドリルの刃を付け替えてチョンって当てるだけで綺麗になります。
バリ取りスクレイパーで取ってももちろん構わないんですが、金属加工現場ではそんな風に取るんですよ。
ドリルの回転精度が悪いものを使ってるとか、気づかずに斜めに開けた時はでかいバリが出たりしますのでそんな時は是非お試し下され。
参考
アクリル素材格安通販
Plitronと見間違うトロイダルトランス
関西地区オーグライン販売店
株)シマムセン (日本橋)
川口無線は取り扱いをやめています。
テスト端子・その他パーツ
デジット(日本橋)共立で通販あり
AET切り売り線材
逸品館(日本橋)通販あり
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Garrettaudio(主にギター系パーツ通販)
LM3886×3パワーアンプを自作した。良いよ、自作は | ヤフオクAudioの価格と口コミ http://t.co/t85pHjId via @truthta