NEUTRIK低価格戦略ブランドのREANから待望の?金メッキRCAプラグが出て気になってました。
先発モデルのNYS352はグランド側が凄く薄く作られており、当然というべきか装着時にはユルユルのお粗末感が有りましたが、NYS373では安物感を払拭したかったかのようにグランド側をテーパー形状としてガッチリRCAジャックに喰い付きます。
それは良いのですけど今度はキツすぎる。
まあ数回抜き差しすれば丁度よい感じに成るんですけど、高級アンプの高級ジャックに新品を挿す時は他のアンプジャックに挿して馴染ませてからの方が良いですよ。
キズが付きますから注意が必要です。
NYS352と比べて品質感が格段に上がり、ブラックのボディーは低価格で有ることを忘れてしまう高級感が有ります。
でも良~く見ると上手くコストダウンがなされている事が分かります。
メッキ前のバフ掛け無しとかメッキの厚みとかね。(だからキズが付く)
ケーブルを固定するプラステックパーツも最近のNEUTRIK XLRプラグなどと同様で合理的かつ確実な作業が出来るように工夫されています。
装着出来るケーブル径は約6ミリで外径約5ミリまでは固定パーツをそのまま使い5ミリ以上のケーブルを使用する際には固定パーツに有る切り込みから先端を切り離して装着しケーブルをガッチリ固定するようになっています(ねじ込みが硬ければ切れば良いが5ミリを目安にすると良いはず)。
NYS373 Assembly Instruction マニュアル↓
http://www2.neutrik.com/re/en/audio/210_1502326954/NYS373-__detail.aspx
もう少し太いケーブルにも固定パーツの加工・ブーツの切断等で対応出来そうに思うけど、やってみないことには何とも言えない。
ハンダも金メッキに良く馴染んでくれるのでハンダ作業も楽な方です。
注意 グランド側をハンダし終えた後でその金具をペンチで締めてはいけません。
音質はREANと言えどもNEUTRIKのもので何も足さない何も引かないモニター的かつタイト。
金メッキがされていますが金メッキ特有の柔らか味は抑えられている。
柔らか味・豊かさなどRCAプラグにモニター的とは違うものが欲しい場合にはニッケルメッキが良いです。
ニッケルメッキを安物と思ってはいけないのです。昔から継続して生産されている製品は偉い。
何はともあれ自作派にはRCAプラグを安く買えるのは有り難いことです。