
ワンカップ酒のようなFU-50シングルアンプです。
自作マニアの間ではお馴染みの真空管でその形が面白くて、入手も(中・ロ産)比較的簡単かつ安価(ペア2千円~3千円)なのでググって見ても製作例が多数有ります。
その姿とオーディオ的優位性で管球アンプ好きなら所有しておきたいアンプじゃないかな。
SP-FU-50はプリメインでMMフォノ付きは嬉しい機能です。
それとマイナーチェンジしてヘッドホン端子、USB入力まで付いて多機能化されいたれりつくせりアンプになりました。
3極管接続で大出力化するのでなく、美しさ、端正さが前面に出た音質の管球アンプと評価します。
出品者の説明によると「FU-50は小300Bと言われる名管」となってますがそれは言い過ぎじゃないのと思う反面、軍需管ゆえの信頼性とオーディオ使用に適した特性が有ることは確かです。
それと真空管は赤く光りますが、FU-50は青く点灯して綺麗なのも美点です。
このFU-50と言う真空管はドイツがレーダー用に開発したLS50が最初で、それをソ連がパクりGU50(ГУ-50)を作った。
そしてそれを中国がパクってFU-50が出来たという真空管です。
FU-50はワンカップ大関ですが、GU50はそれにツマミが付いてちょうど鍋蓋が乗っかってるような姿なので面白いです。
GU-50の画像
球の互換性は上記のような状況ですのでおなじみの真空管のように交換して楽しむと言うのは難しいです。
まあ、FU-50自体が個性的なので(外見・青く光る)飽きることはないと思います。
それに球交換を考えるより内部パーツ等を交換したほうが楽しいしね。
電源ケーブルも交換出来るし。
sweet peachは中国製アンプの中でも欧米に進出していて割りと知名度も有り、その点でも信頼性が上がると思います。