LUXMAN L-570X’s・・個性的なプッシュスイッチが並んだデザインは好き嫌いが有ると思いますが、L-570Z’sの兄弟機として登場し、純A級ならではの質感の良さはまさにLUXトーンと言えるものです。
音質はなかなかの実力機で、特にLUXMANの中でもこのL-570X’sは中域に味が有るように思います。
大まかな印象ではアクも無く、雰囲気で聞かすタイプですが女性ボーカルなどでは艶やかさをもって歌いあげてくれました。
弦楽器などもオススメソースでLUXトーンの伸びやかな感じとこのL-570X’sの艶やかさ、キラメキが抜群でしあわせになれますよ。
ジャズソースも小気味良さが有り「良いんじゃない」って感じ。
低音域は最低域こそ欲張った感じは有りませんね。
不足している感じは無いんですが圧倒的な・・と言った感はこの価格でムリな注文なのかも知れません。
でも素直な感じのトーンコントロールも備わっていますから視聴環境での不利さもカバー出来ると思います。
1992年10月発売
連続実効出力 50W+50W(8Ω、A級動作)
全高調波歪率 0.01%以下(8Ω、定格出力、direct on)
混変調歪率 0.01%以下(8Ω、60Hz:7kHz=4:1、定格出力、direct on)
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/50kΩ
Phono MC:0.1mV/100Ω
CD、Tuner、Line1、2、3(XLR):150mV/47kΩ
DAT/Tape1、Tape2、3:150mV/47kΩ
Signal Processor:150mV/47kΩ
SN比
(IHF-A補正、direct on) Phono MM:86dB以上(5mV入力)
Phono MC:74dB以上(250μV入力)
CD、Tuner、Line1、2:108dB以上(入力ショート)
周波数特性(direct on)
Phono MM:20Hz~20kHz ±0.3dB
Phono MC:20Hz~20kHz ±0.3dB
CD、Tuner、Line1、2:10Hz~100kHz -1dB以内
トーンコンペンセーター 最大変化量:±4.5dB
付属装置 ミューティング・インティケーター
オペレーティング・インディケーター
ダイレクト・スイッチ
シグナル・プロセッサー・スイッチ
レコーディング・セレクター
モニター・スイッチ
トーン・コンペンセーター
ラインフューズセンサー
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 270W(電気用品取締法)
ACアウトレット Switched:2系統、最大200W
Unswitched:1系統、最大300W
外形寸法 幅438×高さ176×奥行467mm
重量 30kg
定価:380,000円
メカ的特徴はと言うと・・なんといっても贅沢なアッテネーターにつきます。
32接点ロータリースイッチに非磁性体抵抗を付けた高級感満点の操作感は満足感◎!
さらにシャーシにセラミック入り特殊FRPの土台を作り強固な筐体を作り上げていて、足元は5コのインシュレータで振動吸収に貢献している凝りようです。
嬉しくなるくらい設計者が頑張ったんだよなって思えるアンプなんです。
重量が30kgも有りますから腰に気をつけなければいけないですよ。
物量を惜しげもなく投入したほんと良いプリメインだわ。
大手中古店の相場は良品で10万を切るくらいです。
実はこの記事を書いている時点のヤフオクでL-570X’sが出ているんですがL-580X’sと表記が間違えているんです。
こんな時は安く終了する事が多いので狙い目ですよ。
しかも100円出品だしね。